ソラの木
Amebaでブログを始めよう!

「引っ越します」

ほんとに気まぐれにな「日記」(と呼べたのだろうか?)を読んでくださっているみなさま。
いつもありがとうございます。

このたび、諸事情によりAmeba Blog からYaplogに引っ越すことになりました。
(デザインなどは、こっちのほうが本当は良かったのに・・・残念です)

新しいアドレスはコチラ↓

http://yaplog.jp/soranoki/

まだ新しい記事はないですが、そのうちまた更新します。
今後ともよろしくお願いいたします。

sakura

追伸
リンクはってくださっているみなさま。
お手数ですが、変更お願いいたします。

「アビエイター」

「何かあたらしいことを始めようとするとき、既成の権力やマスコミに押しつぶされそうになるのは、日本だけではないのだなあ~」

この映画の主人公は、一見凡人ではないようにみえて、
でも見続けていると、どういうわけか、唯一の「まともな人間」なのでは?と思えたりしてしまいました。
長い作品なんだけど、終わりまでみると、「え?これで終わり?」なんて不思議な取り残された感じがあったりして。
案外、王道ハリウッド的カタルシスを期待すると、肩すかしをくらうカモ。

ラストのセリフがとても印象的な、見かけよりも深い、深い、作品でした。
さすが天才スコセッシ。

「ホリエモン」にぜひ観て欲しい。

「エターナル・サンシャイン」

最近、観たい映画がなくて困っていた今日この頃。
そんな中、この映画は公開前から恋い焦がれていた映画でした。

いやぁ~良かった!!
「ヒューマンネイチュア」のバカバカしさと、「マルコビッチの穴」のぐちゃぐちゃさ&今回は辛口ながらも恋愛のロマンチシズムも加わって、素敵な大人の恋愛映画になっておりました。

といたく感動して観終わった後。
周りを見回してみると「わかんなーい」「なんだったの?あれって?」みたいな感想がちらほら。まあ、上映中にいびきかいて寝ているおばちゃんとかがいたので、予感もあったのですが。

で、ふと思うのですが。
「わかる」「わからない」って一体なんなんでしょう?
確かに現在・過去・妄想などが錯綜していて、いわゆる物語的な部分を追うのは難しい作品かもしれないけれど、言ってしまえばこの映画はそんなことどうでもいいのだ、と思うのです。
とゆーか、そこが面白い!と思うのです。

だってそれは現実生活では味わえない体験だから。
もちろん、物語で感動させる映画もいいけど、なんか次元が曲がっちゃったような映画って観ている側の次元も曲げてくれるような不思議な体験ができてワタクシは好き。特に自分の観たことのない、体験したことのない、想像を越える映像表現ってやっぱりワクワクしちゃいます。

まあ、でもこれはかなり好みと言うか、趣味が入ってると思うので、上記あげた2本(だって、「ヒューマンネイチュア」の監督・「マルコビッチの穴」の脚本家だし)が気に入っているなら、観て間違いなし!だと思います。

で、ワタクシ的には、

「いやぁ~。も一回みたい!」

まる。

「ローレライ」

全然期待してなかったのに、(←ぢゃあ何故観たの?って感じですが)
面白かった!くやしーーって感じ。

私はこの原作を読んでいないのですが、同じ作家の「亡国のイージス」は読んでいて、その人物造形の巧みさ、深さに脱帽した思い出があります。

確かに、映画の短く限られた空間で、その人物ひとりひとりを完全に描ききるのは難しいかもしれません。なにしろ、小説の情報量とは膨大なものです。
そのすべてを二時間あまりのお話にまとめるなんて、ほとんど不可能です。
だから原作ものが映画になっちゃうと案外つまらなくなってしまうのは、そういうこともあると思うのですが、この映画はその辺のところをうまく取捨選択していて、全体としてエンターテイメントとしてしっかりまとめていました。
映像ももちろん、ハリウッドに劣らぬ胸張れる特撮技能だったし!

こういう映画が日本でもできたのだと思うとワクワクします。
「好きな映画?」と聞かれると答えにくいのですが、
(それはそれでまた別の話だと思うし)
良質な作品であることは間違いない!のではないでしょうか?
とにかく素直に、拍手!!!

「タッチ・オブ・スパイス」

こういう映画は感想が難しいのですが、
一言で言ってしまえば「好きな映画」です。

大きな感動のうねりはないけれど、映画を観終わったあとに、
「ああ、いい映画だったな」と素直に思えるような。

映画の中に一貫して流れる世界観も好きでした。
ただ少し意外だったのは、内容的にはとても社会派の映画だったということ。

ギリシア移民を扱った重いテーマを、それこそスパイスの味付けで、
わかりやすく、かつファンタジックに見せてくれた秀作でした。

「MAKOTO」

「踊る大走査線」「TEAM」の脚本家・君塚良一さんが初の監督・脚本!というので、勇んで行って参りました。
彼は元々映画監督志望だったらしく、脚本家になったのも、映画監督への道の過程ということらしいというのも、知っていたので…

しかし。

残念ながら私は感動できませんでした。
なによりもまず、「泣けない」ということはこの映画にとって、失敗と言えるのではないかと思います。
周囲にもほとんど、泣いているひとがいませんでした。

これだけは外さないだろうと思った脚本(ストーリー展開)もさることながら、全体的色調も、ホラーなのか、ヒューマンストーリーなのか。
どちらも中途半端で、ことごとく天候などにこだわった演出も理解できませんでした。
なにかとても『かたくな』なものを見ている感じてで、楽しくなかった。(君塚さんは楽しかったのだろうか?)

とにかく、観客が置いて行かれているような気がして、残念でした。
まる。

「君に読む物語」

冒頭から、一気にスクリーンの中と同じ空気に包まれて、そのまま最後まで映画の中に。
一緒にストーリーを「体験」し、観終わった後に、
どこか気持ちいい場所に旅をしていたような充実感と満足感を味わえる、そんな不思議な映画でした。

ストーリーはいたってシンプルで、奇をてらったことも何もないんだけど、なんていうのかな・・・切なくなるぐらい美しく清々しい時間がゆったりと流れていて、ただ見ているだけ、ただそこにいるだけで「気持ちいい」。
いつまでも観ていたい。

監督は、あの、ジョン・カサベテスの息子、ニック・カサベテス。
映画の撮り方自体は、お父さんよりだいぶおとなしめな感じだけど、
とにかく繊細な演出が光っていて、ハリウッドの王道とも言えるベーシックな作品なのに、ちゃんと一線を画しているその心意気に、好感を持てました。
もちろん、お母さんのジーナ・ローランスは最高!!!!

「究極の愛の奇跡」とはこういうものだよねぇ~。。。

思わず溜息ついちゃう、美しい映画でした。

「ネバーランド」

いろんな映画があるけれど、
映画館を出た時に、「映画ってやっぱいいよね!」とヒシヒシと素直に感じられる映画って少ないと思うのですが。
これは、自然にそう思わせてくれた、映画でした。

映画ならではの美しい映像美とダイナミズム、ストーリーの緻密さ、展開のうまさ、役者のすばらしい演技、音楽などなど。
全てがハーモニーとなって観ている側に押し寄せて来て、
人間の想像力と創造力に震えてしまう、そんな映画でした

エンドロール終わりまで、ほとんど立てるひとがいないぐらいの、
会場一体となった素敵で幸せな体験でした。

ジョニーデップかっこええ~~

「オーシャンズ12」

前作、「オーシャンズ11」を劇場で見た時、これはあの、ソダーバーグ監督作品かい?という観賞後の印象があったんですが。
なんていうのかな~一口では、彼(ソダーバーグ)の良さがわからないというか。

そんな感じだったので、実は当初はあまり「12」も期待薄だったんですが、
公開前にテレビでやってた「11」を見て、改めて今さら、彼のこだわりに感動し、
やっぱり見よう!と思い立ったのでした。

でもやっぱり、一口ではわからなかった。
全体のお話的には、「11」の方がどきどきワクワク感があるのかな。
俳優達が楽しく演じているのはヒシヒシと伝わってくるのですが。

一年後にまた別の気分で見てみようかな?と思った未熟なワタクシでした。

「僕の彼女を紹介します」

「ラブストーリー」の安直なストーリー展開に不安を抱きつつも、
「猟奇的な彼女」の衝撃をもう一度!とゆー期待を胸に、行って参りました。

結果。
残念ながら、「ラブストーリー」寄りでしたね~
途中までは「猟奇」の良さもあったんですが。

監督のクァク・ジェヨンとゆーひとは、とても才能がある人だと思うんだけど、
とにかくいわゆる「映画オタク」で、若干そのケのある私が見ると、
ちょっとどうなの?って思うアザトサが目についてしまう。
これって、あの映画とあの映画とあの映画のミックス?みたいな。
主役のチョン・ジヒョンちゃんは、圧倒的にかわいいんだけどね~

オリジナルでがんばってくれ~~>>クァク・ジェヨン監督
期待してただけに、残念でした。